学びの窓(DX編) 第48回 スキルアップをどこまで?

【学びの窓 (DX編)】第26回 デジタルトランスフォーメーション編が始まります
ピコシステム株式会社

メディアや政治家の方々からも「リスキリング」の言葉を聞くようになって久しいのですが、リスキリングよりもまず目の前の「スキルアップ」に悩まれている方も多いのではないでしょうか?

 

本コラムも「スキルアップ」と、DXと連動する「リスキリング」の一環を意識して、細々と書き連ねておりますが、ICTの技術的進歩と、サイバーセキュリティを始めとするリスクの多様化と増大は、特にIT担当者としての立場の皆様に焦りを感じさせる状況にあると感じています。

・スキル不足を憂いてはいるがスキルアップの時間が取れない。
・何を優先してスキルアップすべきか悩んでいる。
・スキルアップの手段が判らない。


そのようなお話を伺うこともあります。

スキルについて過去の本コラムでもお伝えしてきました。


【学びの窓(DX編)】第28回 業務フロー図作成の勧め ~業務とスキルの棚卸~
【学びの窓(DX編)】第31回 DXに必要なスキルは?
【学びの窓(DX編)】第37回 業務構造の確認
業務分野に関する知識から技術知識まで幅は広く、主たる業務を抱えながら兼務でIT担当を担っている多くのIT担当者の方個人でカバー出来る範囲ではないと考えています。
考え方のひとつとして、下記のような考え方はいかがでしょうか?

・個別技術は業者に任せる
(オタクになる必要は無い)

・要件を業者に伝えられるだけの知識は持つ
(一般業務知識と自社の業務フローとICTの分類)

・トラブル発生時に障害を切り分けられるだけの知識は持つ
(ソフト?システム?パソコン?ネットワーク?セキュリティ?)

・業者にトラブル対応を依頼する場合に必要な知識は持つ
(最低限把握すべき情報:OS、ソフト、ネットワークの基礎知識)


実は、上記のスキルアップには「ITパスポート試験」の参考書は最適と思っています。
ICT技術の概要からビジネス知識まで、深すぎなく網羅されていますので、試験を受験しないとしてもスキルアップのガイドとしてお勧めです。

また、一般社員のスキルアップについては、本コラムでお話してまいりましたICTを安全に活用するための「情報リテラシー」の習得は必要と考えています。IT担当者個人で賄える範囲は限られていますから。


企業・団体向けのセキュリティ・情報リテラシーに関する研修も承っております。
 


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※会社・団体でのセキュリティおよびデジタル化についての相談は、当社担当営業・システムエンジニア・インストラクター・サービスまでご相談下さい。

■プロフィール

ピコシステム株式会社

セキュリティ担当 眞部 誠一郎
東京支社においてサーバー・ネットワーク・WEBシステムの構築に携わった後、岡山本社にて中小企業から大企業までネットワーク・サーバー等のITインフラの構築、セキュリティ対策の構築を担当。豊富な知識・経験を生かし幅広く活躍中。