2023.09.22 【学びの窓(DX編)】第37回 業務構造の確認

【学びの窓 (DX編)】第26回 デジタルトランスフォーメーション編が始まります

業務フローの書き出しと並行して、業務全体を分野で区分けして位置付けを一旦整理し、業界で平均的な業務分野の区分けと照らし合わせることも必要かもしれません。

 


 

本コラムの第28回 業務フロー図作成の勧め にて「業務フロー図」の作成をお勧めしましたが、現状把握と並行して、見直しの準備のために「業務分野の区分け」を書き出して自社の業務構造を俯瞰してみることをお勧めします。
業界によって営業の仕事、総務の仕事、製造の仕事など、各業務の範囲は異なります。
経営学上の区分けと実際の会社組織の区分けも異なることがほとんどでしょう。
区分け自体に会社の経営ノウハウが活きている場合もあります。
その場合は、その区分け前提に、どうDXに取り組むか?を検討することになりますが、時代も変わり社会環境も変わるなかで、果たしてその区分けが妥当なのか?を問うてみるチャンスでもあると考えます。
その業務は自社内ではなく外に任せた方が良いのでは?との発想も、区分けしてみると浮かびやすいこともあります。
同業他社の区分けと照らし合わせるのも、よいかもしれません。
インターネット上で公開されている事例インタビュー記に業務区分の情報が含まれていることもありますので、探してみましょう。

業務分野の区分けを書き出してみたうえで、次の段階として、区分けごとに検討可能なICT環境を検討してみるのもDXへの取り組み方のひとつの方法です。下記に区分けと適用可能なICT環境の例を図示します。

 

 
クラウドサービスサブスクリプションサービスの発展により、業務区分毎に比較的手軽にデジタル化やICT環境の活用に取り組み易い時代となっています。
試してみて、合わないと判断したら元に戻す、という方法も可能です。
業務フロー業務構造の確認、是非お試しください。

DXおよびセキュリティに関する社内研修も承っております。弊社営業にご相談下さい。


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※会社・団体でのセキュリティおよびデジタル化についての相談は、当社担当営業・システムエンジニア・インストラクター・サービスまでご相談下さい。

■プロフィール

ピコシステム株式会社

セキュリティ担当 眞部 誠一郎
東京支社においてサーバー・ネットワーク・WEBシステムの構築に携わった後、岡山本社にて中小企業から大企業までネットワーク・サーバー等のITインフラの構築、セキュリティ対策の構築を担当。豊富な知識・経験を生かし幅広く活躍中。