楽々チップス 第58回 プロの画面共有術、すっきりデスクトップで安全対策も楽々

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このコラムでは毎回、パソコンを使った操作が「楽々」になるチップスを
Windows・Excel・PowerPointなどのテーマから選んでお届けいたします。
チップスとは「ちょっとしたヒント」のことです。

さて第58 回のテーマは「プロの画面共有術、すっきりデスクトップで安全対策も楽々」です。
まず、そもそもデスクトップは日常的にクリアにしておくべきです。そして会議前には会議に必要なファイルだけを開き、他のファイル、特に秘匿度が高いファイルは閉じておきましょう。これが前提です。
ですがとっさのオンライン会議、丁寧な準備が間に合わないこともあるでしょう。そんな時に、「わあ、この人のデスクトップってアイコンだらけでゴチャゴチャ」と思われたくはないですよね。さらに、よくあるのは「あ、まずい、この画面は見ないでくださいね」って断りながら秘匿度の高い書類のウィンドウを閉じる人・・・いゃ、それ、全部見えてます・・・。なのでお互い困ります。
そこで、今回のテーマはデスクトップアイコンを見せないワザと、ウィンドウ切り分けのワザ、こちらのふたつです。とっさのオンライン会議で画面共有をする時に思い出して活用してみてください。

 

■チップス① ファイルを閉じずにデスクトップへ戻る

1. [Win]+[D]
2. 全ウィンドウが最小化されてデスクトップが表示されることを確認
*保存すべきファイルがある場合、あとで誤って保存せずに終了してしまわないよう注意しましょう。
 

■チップス② デスクトップアイコンを非表示にする



1.デスクトップ内の何もないところを右クリック
2. [表示]
3. [デスクトップアイコンの表示]オプションを[オフ]
4. デスクトップアイコンがすべて非表示になったことを確認
* [ごみ箱]など必要なアイコンも非表示になり不便な場合にはエクスプローラーウィンドウを使用します。エクスプローラーウィンドウからデスクトップを選択すると元あったファイルをそのまま確認できます。


 

■チップス③ タスクビューボタンの表示を確認

1. タスクバーを右クリック
2. [タスクバーの設定]
3. [タスクビュー]をオン
4. タスクビューボタンが表示されていることを確認


 

■チップス③ 仮想デスクトップを作成する

1. タスクバーのタスクビューボタンを選択
2. [新しいデスクトップ + ]を選択
または[Win]+[Ctrl]+[D]

■チップス③ 仮想デスクトップに名前を付ける

1. 作成した仮想デスクトップの名前をクリック
2. 名前を入力(例:「会議用」)


 

■チップス③ 仮想デスクトップへ会議ウィドウだけを移動する

1. 元のウィンドウから[タスクビュー]ボタン
2. 元のデスクトップにあるウィンドウから、会議に必要なウィンドウを目的の仮想デスクトップへドラッグアンドドロップ
3. ほかにも必要なウィンドウ(例:Excel)があれば2.の操作を繰り返す



4. 会議用の仮想デスクトップには不要なウィンドウが表示されていないことを確認



5. 会議用のデスクトップを使って会議に参加して画面を共有
 

 


いかがでしたか?今回のチップスは以上です。今回は、オンライン会議の画面共有でスッキリしたウィンドウで操作する方法をお届けいたしました。オンライン会議からの情報漏洩も問題になっています。安心できる環境、スッキリした環境で会議には参加しましょう。それが「コイツ、デキるな!」につながれば万々歳。
ちょっとした工夫で、楽にステキに画面共有していただければさいわいです。ぜひお試しください。




 

 

 「他にもこんなことできたらいいな?」のリクエストやご感想がございましたらぜひ、お問い合わせまでお知らせください。それでは次回までごきげんようお過ごしくださいませ。
 

 


■プロフィール

ピコシステム株式会社

MS技術情報担当 井殿 寿代
研修プロセスデザイナー。 1996年~ 毎年数千人以上の企業研修の現場とコンサルティングをデザイン。惜しみなく現場のノウハウを伝える。
(企業研修設計・教育コンテンツ制作/Microsoft365・Teams導入支援/Office製品全般研修講師)