学びの窓(DX編) 第56回 使えない想定は?

【学びの窓 (DX編)】第26回 デジタルトランスフォーメーション編が始まります
ピコシステム株式会社

デジタル化およびDX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進するにあたり、考慮しておかなければならないにも関わらず、見過ごしてしまいがちなことが「使えない想定」です。


時候の挨拶の選択に戸惑う昨今(?)、皆様いかがお過ごしでしょうか?

気候変動の影響なのでしょうか、気温の上昇が社会的な話題・課題になることも多くなってきました。
前回のコラムでも熱中症対策について触れました。
気象庁の季節予報でも、この夏は平年よりも高温になる確率が高いとの予報です。

  
気温が高くなると私達が気になることとして
 ・ 機器の温度上昇と冷却
 ・ 落雷や大雨などの天災による被害
 ・ 電力需要の逼迫による停電と電力の不安定化
があったりします。
 
心配です。
 
せっかく導入したICTシステムも、使えなければただの飾りです。
ICTシステムが使えないことは滅多に無い“筈“なのですが、万一を想定してDX推進を考えることも必要だと思うのです。
使えない原因の例をいくつか下図に書き出してみました。

 




「機器/設備」
の問題は容易に想像がつくと思うのですが、「社会インフラ」は停止することは希であり、
“使えて当然“に慣れてしまっている状況では不測の事態が具体的に身近に起こった場合にどうなるのか?
を想像するまでに行き着くことはあまり無いのではないでしょうか。
また、「人材」に関する観点では、DX=非属人化の側面を持つことから、DXを進めるべき要因としてお話させていただくことも多いのですが、
人材に起因する業務の滞りをコロナ禍で実際に経験された方もいらっしゃるかもしれません。
人材不足との声が聞かれる昨今では、よりクローズアップされるべき課題かもしれません。


このように、企業にとって「リスク」を認識したうえで必要な対策を講じておくことは、DX(デジタル・トランスフォーメーション)を進めるうえでも必要であると考えています。
来たる6月の「PICOSYSTEM FAIR 2025」において展示・セミナーをご用意しております。
私自身もリスク管理についてのセミナーを今年も開講いたします。
是非ご来場下さい。お待ちしております。
 


企業・団体向けのセキュリティ・情報リテラシーに関する研修も承っております。

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※会社・団体でのセキュリティおよびデジタル化についての相談は、当社担当営業・システムエンジニア・インストラクター・サービスまでご相談下さい。
 

 

■プロフィール

ピコシステム株式会社

セキュリティ担当 眞部 誠一郎
東京支社においてサーバー・ネットワーク・WEBシステムの構築に携わった後、岡山本社にて中小企業から大企業までネットワーク・サーバー等のITインフラの構築、セキュリティ対策の構築を担当。豊富な知識・経験を生かし幅広く活躍中。