学びの窓(DX編) 第52回 SNSの活用

【学びの窓 (DX編)】第26回 デジタルトランスフォーメーション編が始まります
ピコシステム株式会社

皆様の組織ではSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用されているでしょうか?
SNSにも流行り廃りがあるようです。見直しも含め検討のタイミングかもしれません。

 

書店の店頭にはSNSに関する入門書HOWTO本が常に一定数入れ替わり立ち替わり並んでいますね。
既に「公式アカウント」を運用されている組織や、検討されたことはある組織もあるのではないでしょうか。

DX(デジタル・トランスフォーメーション)の手始めにSNSの活用を勧められることも多いようです。
導入した結果、営業の動きが大きく変わった事例も目にする一方で、アカウントは開設したが効果が出ない運用する手間が面倒なので放置しているとの話をお聞きすることもあります。


この一年でSNSの世界も様変わりしました。
プラットフォーマと呼ばれる各SNS運営会社の方針転換や、利用者層、さらに発信内容の傾向の変遷は、組織のSNS活用度にも影響を与えるようです。
“オールドメディアからSNSへ“等の論も語られていることは皆様も御存じのことかと思います。

DXについては、日本国内の社会状況もいよいよ「2025年問題」へ突入し「人手不足」への対応としてDXへの取り組みを真剣に考えなければならない状況にあると考えています。


そこで、いま一度、SNSの活用のメリットとDXへの活用方法を再検討してみてはいかがでしょうか?
SNSはその名の通り「社会との繋がり」のツールとして活用出来る潜在力を持っていますので、組織と社会との繋がりの変革を意識した活用には意義があるのではないでしょうか?
SNS単独での利用の可否を考えるのではなく、「社会との繋がり」のチャネルのひとつとして考えることをお勧めします。
 
 


 


SNS利用の検討については、フォロワー数の獲得方法や炎上防止策について喧伝されることも多いのですが、基本的なことを抑えながら、地道に利用を始めることにも意味はあると考えています。
流行に乗る感覚のみで始めたのでは、「更新されない古い情報しかない企業」との印象を与えてしまう危険性もあります。

そこで、

 
ターゲットの想定
チャネルの選定
運用の設計


を繰り返し想定し、果たしてSNSを利用する価値があるのか?の判断人員の配置を考えることは省略するべきではないと考えます。


SNS利用に至らない一例として、ターゲットの想定の時点で、いわゆる“オールドメディア“を見る層がターゲットであり、組織の社会的認知度を上げる目的でチャネルを選択するのであれば、費用を掛けてでも広告やCMを流す方が組織の認知度向上には効果的かもしれません。
新卒採用については、親御さんの世代に対する知名度向上は重要と云われているようです。


他方、営業活動の効率化とDXを意図するのであれば、顧客へのコンタクトを対面からデジタル化へ移行して精度と効率を上げるために、SNS利用の検討は有力な手立てとなるかもしれません。
公開情報は不特定多数に対して発信しながら、個別にはダイレクトメッセージとメールでやり取りすることは、移動に纏わる時間とコスト等の物理的な制約を緩和することに貢献します。
SNSでの接触から個別のコンタクトには至らない潜在顧客はWEB(ホームページ)への誘導で製品・サービス情報を解りやすく提供することも可能です。
逆に検索エンジンでWEBにアクセスいただいたとして、その後のコンタクトをSNSへ誘導する流れも多くの企業サイトで採用されています。


様々な選択の組み合わせと活用パターンが存在しますが、人材確保と営業効率化の面で、WEBとSNSの見直しを検討されることをお勧めします。


企業・団体向けのセキュリティ・情報リテラシーに関する研修も承っております。
 
 

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※会社・団体でのセキュリティおよびデジタル化についての相談は、当社担当営業・システムエンジニア・インストラクター・サービスまでご相談下さい。
 

■プロフィール

ピコシステム株式会社

セキュリティ担当 眞部 誠一郎
東京支社においてサーバー・ネットワーク・WEBシステムの構築に携わった後、岡山本社にて中小企業から大企業までネットワーク・サーバー等のITインフラの構築、セキュリティ対策の構築を担当。豊富な知識・経験を生かし幅広く活躍中。