皆様はもうChatGPTを触ってみられましたか？
ChatGPTやBing等、AIが世の中を賑わせていますね。
想像以上に人間らしく返答してくれる。網羅した情報を答えてくれる。人間の作業を楽にしてくれる。
場合によっては人間に置き換わるかもしれない…そこに不安感も少々（笑）。
ところで、AIの「リスク」について正しく認識出来ていますか？
これからの社会にとって「AI」は必要で重要な技術である。
と云われると、そうですよね、と答える方が多いと思います。
私達もそう考えています。
DXの推進に必要な技術であると。
一方で、“漠然とした不安”も感じていらっしゃる状態で、AIにまつわる懸念がメディアで流れれば「ああ怖い怖い」と思うこともあるのではないでしょうか？
と云われると、そうですよね、と答える方が多いと思います。
私達もそう考えています。
DXの推進に必要な技術であると。
一方で、“漠然とした不安”も感じていらっしゃる状態で、AIにまつわる懸念がメディアで流れれば「ああ怖い怖い」と思うこともあるのではないでしょうか？
実は「AI」の定義自体も明確な定義はいまだ存在しないまま、私達は「AI搭載○○」の製品を利用しています。
人間が設定しなくても勝手に学習してくれる「知能的製品」なので「AI」といったところから、自動運転や対話相手まで、危険性は薄々感じながらも深くは理解せずとも事態は進行しています。
人間が設定しなくても勝手に学習してくれる「知能的製品」なので「AI」といったところから、自動運転や対話相手まで、危険性は薄々感じながらも深くは理解せずとも事態は進行しています。
AIに関する危険性も議論されて久しいのですが、最近の活況ぶりと比べて、具体的な危険性や、そのリスク管理に関する情報が追い付いていないのではないか？とも危惧しています。
国としても「人間中心のAI社会原則」を公開したのが２０１９年３月ですが、海外からの技術革新の波及が圧倒的に強いせいもあるのか、国内での「倫理」や「権利保護」の観点での議論はまだまだ途上にあるように思えます。
国としても「人間中心のAI社会原則」を公開したのが２０１９年３月ですが、海外からの技術革新の波及が圧倒的に強いせいもあるのか、国内での「倫理」や「権利保護」の観点での議論はまだまだ途上にあるように思えます。
この「人間中心のAI社会原則」のなかでは、以下の３つの理念と７つの社会原則が述べられています。
３つの基本理念
• 人間の尊厳が尊重される社会• 多様な背景を持つ人々が多様な幸せを追求できる社会
• 持続性ある社会
７つの社会原則
1. 人間中心の原則
2. 教育・リテラシーの原則
3. プライバシー確保の原則
4. セキュリティ確保の原則
5. 公正競争確保の原則
6. 公平性、説明責任及び透明性の原則
7. イノベーションの原則
詳細は、ぜひリンクのPDFをダウンロードして一読されることをお勧めします。
私は、基本理念の１つ目を棄損するようなAIであってはならない、棄損するような利用をしてはならない点を、ぜひ重要視していただきたい、と考えます。基本理念を棄損するような行為は企業にとっても大きなリスクとなります。
リスクを踏まえたうえで管理しながらAIを利活用する。そのような姿勢が必要とされるのではないでしょうか。
リスクを踏まえたうえで管理しながらAIを利活用する。そのような姿勢が必要とされるのではないでしょうか。
本文から一部を引用しておきます。
（１）人間の尊厳が尊重される社会（Dignity）
引用：「人間中心のAI社会原則」内閣府（PDF）平成３１年３月２９日 統合イノベーション戦略推進会議決定
我々は、AI を利活用して効率性や利便性を追求するあまり、人間が AI に過度に依存したり、人間の行動をコントロールすることに AI が利用される社会を構築するのではなく、人間が AI を道具として使いこなすことによって、人間の様々な能力をさらに発揮することを可能とし、より大きな創造性を発揮したり、やりがいのある仕事に従事したりすることで、物質的にも精神的にも豊かな生活を送ることができるような、人間の尊厳が尊重される社会を構築する必要がある。
それでは、具体的に皆様がAIを利用される場合、AIを使用した製品・サービスを提供する場合にどのようなことに気を付けるべきなのでしょうか？
今回ひとつお勧めの書籍を紹介しておきます。
本書では企業がAIを扱う(提供、利用の両方)際に必要な５つの行動原則が「TRUST」として提唱されています。AIを利用した社会サービスを提供する側、利用する側ともに留意しておくべき大切な原則について解説されていますので、一読をお勧めします。
いかに素晴らしい技術であっても、ヒトを傷付ける道具であってはならない。
私達ピコシステムはそう考えています。
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※会社・団体でのセキュリティおよびデジタル化についての相談は、当社担当営業・システムエンジニア・インストラクター・サービスまでご相談下さい。
■プロフィール
セキュリティ担当 眞部 誠一郎
東京支社においてサーバー・ネットワーク・WEBシステムの構築に携わった後、岡山本社にて中小企業から大企業までネットワーク・サーバー等のITインフラの構築、セキュリティ対策の構築を担当。豊富な知識・経験を生かし幅広く活躍中。