2022.11.21 【学びの窓(DX編)】 第27回 システム化のその後を見ていますか?

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【学びの窓 (DX編)】第26回 デジタルトランスフォーメーション編が始まります

冬の到来を前に、コロナ第8波の声も聞こえてきました。感染および濃厚接触による自宅待機が発生した場合、職場の調整に苦労されている企業様もいらっしゃると推察いたします。人が出勤しなくても必要な仕事は回る仕組み、考えていますか?


システム化を行う場合、省力化やスピードアップを図ることを目的にシステム導入されるケースが多くあります。
システム化により、多くの作業が短時間にこなせる、より多くの商品を捌くことが出来ることは大変重要な取り組みです。
一方で、DXの観点から見ると「人間が他の仕事に取り掛かることが出来る」状態となり、新たな価値の創出に向かう体制の再構築に繋がっているのでしょうか?

システム化を計画する場合に、対象範囲を私達のようなシステムエンジニアとお客様で相談することになるのですが、従来は「楽になる」との観点や、「作業を効率化」出来るとの観点でのシステム化計画が実行されてきました。しかし最近では、一旦システム化し易い業務のシステム化が普及してきたこともあり、次に考えるべきは、
如何に「人を別の仕事へ振り向けられる」仕組みにするか?
との観点での業務改革ではないか?と私達は考えています。

例えば、下図のようなケースを考えてみましょう。


システム化された業務に対して前工程の入力作業等は必要として、システムで処理することにより「人は楽が出来る」状態にはなってはいるけれども、常に状況を確認していなければならない場合や、「確認作業」等の後工程が人手によって必要な場合があります。
結果として、前工程から後工程まで、人間が全く別の業務に携わることは難しいケースも考えられるのではないでしょうか。
このようなケースは、DXが不足している状態と考える必要があるのではないでしょうか。
また、昨今のコロナ関連での在宅待機や在宅勤務が必要とされる場合でも、誰かが出勤しなければならない仕組みや、システムが充分活用出来ていない場合に関しても、上記のような事情があるのではないでしょうか?

類似した話題として、「はんこ」を押すために出勤が必要だったことがコロナにより「はんこ」を無くすことに成功する事例が出てきたことは、皆様ご存じの通りです。

 

システム化の「目的」と「目的に合致した範囲」をいかに意識するか?

もしかしたら、それはシステム化ではなく業務手順の見直しで出来ることもあるのかも知れませんが...


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※本件については、当社担当営業・システムエンジニア・インストラクター・サービスまでご相談下さい。
 

セキュリティ担当:眞部 誠一郎