2022.09.21 【学びの窓(セキュリティー編)】 第25回 知識とソフトウェアのアップデート

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【学びの窓(セキュリティー編)】 第22回 当社展示会でのリスク管理セミナー骨子

相変わらずランサムウェアの被害は続いているようです。ランサムウェアの被害の要因のひとつにソフトウェアの脆弱性を狙われるケースがあります。

皆様はソフトウェアのアップデートが必要なことを意識されていますか?
 


ニュースを見ていますと、日本企業の海外関連会社が被害に遭うケースが多いように感じます。
ランサムウェアへの対策として、UTMやセキュリティソフトの導入・整備が必要なこと、バックアップが最終手段であることは、本コラムでお伝えしてまいりました。
その他にも、ランサムウェア被害の要因のひとつとしてソフトウェアの脆弱性を狙われるケースがあります。皆様はソフトウェアのアップデートが必要なことを意識されていますか?
セキュリティはもはや専門家任せで安全が保たれる状況ではありません。
皆様自身が危険性を認識し、どのようなことが必要か?出来るか?の知識もアップデートしておく必要があるのです。

 

 皆様が注意を払うべきソフトウェアのアップデート

・Windows10 および Windows11 の「WindowsUpdate」
毎月1回程度、マイクロソフトから公開されています。無償でアップデート可能です。
会社のパソコンについてはIT管理者にご相談下さい。自宅のパソコンは自動アップデートが基本です。
失敗していないか?時々確認しておきましょう。

・ブラウザ(Google Chrome、Microsoft Edge)
画面右上のメニューから「設定」を選択、画面左下の「Chromeについて」または「Micorsoft Edgeについて」を選択し、「Chrome/Microsoft Edge は最新の状態です」になっているか確認しましょう。

・Zoom 
機能追加も含めてアップデートが度々提供されます。右上のアカウントアイコンから「更新を確認」を選択して下さい。

・スマホのOS(AndroidやiOS)とブラウザ
ほとんどの場合自動更新ですが、WIFIや充電の状況により、更新出来ていない場合がありますので、時々確認してみましょう。

 

 システム管理者が注意を払うべきソフトウェアのアップデート

・ウィルス対策ソフトのアップデート
パターンファイルの更新が失敗していないか、時々確認しましょう。
ライセンス更新手続きを忘れて、更新期限切れになっているケースがあります。
パターンファイルだけでなく、ソフトウェア自体のバージョンアップが必要な場合もあります。メーカーからの情報を確認しましょう。

・UTMのファームウェアのアップデート
メーカーからのニュースや脆弱性に関するニュースでお使いの機器が該当していないか、ご注意下さい。


また、ブラウザや、ブラウザ内にインストールされる「拡張機能」の脆弱性を利用したり、悪意をもった拡張機能ソフトをインストールさせて、ブラウザから使用するアカウント情報やクレジットカード情報を不正に入手しようとする手法も発生しています。
会社のみならずご自宅のパソコンでも、意図しないソフトウェアがインストールされていないかなど、是非ご確認下さい。

 

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※会社・団体でのセキュリティについての相談は、担当営業まで、遠慮なくご相談下さい。

セキュリティ担当:眞部 誠一郎